卵と納豆1

こんにちは、布目です!

朝ごはんの定番である納豆と生卵。混ぜて食べるとおいしいですよね。でも納豆と生卵を一緒に食べるとよくないという話があります。これはどういことでしょうか?そこで納豆と生卵について考えてみたいと思います。

なぜ、納豆に生卵がよくないと言われるのでしょうか?
食べ物には食べ合わせがあるのは知っていますよね?

いい例ではとんかつにキャベツ。こってりしたカツにあっさりしたキャベツというおいしさの面はもちろん、栄養面で優れています。
キャベツに含まれるキャベジンが胃腸を保護して胃もたれを抑えてくれたり、食物繊維が油の吸収量や摂取カロリーを緩やかにしてくれるためです。

悪い例ではトマトときゅうり。きゅうりに含まれる成分がトマトのビタミンCを破壊してしまうと言われています。
それでは納豆に生卵がよくないといわれるのはなぜでしょう?

それは納豆に含まれるビオチンという栄養素は、生卵の卵白に含まれるアビジンがあると体内に吸収されず排出されてしまうからと言われています。
でもビオチンとアビジンとはなんでしょうか?
ビオチンとはビタミンHともビタミンB7ともいわれるビタミンの一種で、ナッツや大豆食品に多く含まれています。
ビオチンは皮膚を正常に保ったり髪を元気にしたり、たんぱく質の合成を助ける働きがあると言われ、不足すると肌荒れや抜け毛の原因になります。
ビオチンはとても大切な栄養素ですが、腸内で作り出すことができるので、食べ物で摂取しなくても基本的に不足することはありません。

一方、アビジンは生卵の卵白に含まれるたんぱく質で、ビオチンを非常に強く結合する性質があります。

そのため、腸内で合成されたビオチンを見つけると吸着し、一緒に排出の対象になってしまうので、結果としてビオチンが体内へ吸収するのを阻害してしまいます。

これらのことから、納豆(大豆)でビオチンを多く含むのに、生卵白があるせいで吸収が減ってしまい、納豆と生卵は食べ合わせとしてはあまりおすすめできないというわけです。

ただ、よく考えると納豆と生卵(生卵白)の相性が悪いというのも本当はちょっと違いますよね。

続く