寒暖差のダメージ

こんにちは!布目です!!

室内と屋外の温度差は髪にどんな影響を及ぼすの?
冬は毛髪のトラブルが発生しやすい時期。パサついたり、静電気でまとわりついたりする髪に困った経験を持つ人は多いでしょう。

その主な原因は空気の乾燥です。冬場は特に乾燥しがちな季節ですね。

さらに、室内と屋外の寒暖差(温度差)が、この乾燥に拍車をかけているのをごぞんじですか。

1立方メートルの空間に存在できる水蒸気(水)の質量を重さで表したものを、飽和水蒸気量といいます。もちろん、空気にもこの飽和水蒸気量があります。

飽和水蒸気量は物質の温度が上がると高くなり、下がると低くなります。

冷水より熱湯のほうがものがよく溶けるのと同じ原理ですね。

これは、空気の温度が高い室内は、屋外に比べ飽和水蒸気量が大きいということを意味します。

つまり、同じ量の水分が含まれていても、暖房されている室内は屋外に比べて湿度が相対的に低くなるということです。
これが乾燥の原因です。

毛髪には平均して12~13%程度の水分が含まれているといわれています。

これが髪の毛の潤いの元なのですが、周りの空気が乾燥していると、どうしても水分は逃げて行ってしまいます。ですから、髪がパサつくわけです。

つまり、冬場の髪トラブルの原因は、室内外の温度差からくる乾燥だということです。

髪のために外出前やっておいた方が良いこと
乾燥を防ぐためには、室内に加湿器を置くのが一番の解決方法ですが、外出先ではそうはいきませんね。

ですから、お出かけ前にちょっとひと手間かけ、髪を乾燥から守ることが必要です。

もっとも手軽で効果的な方法の一つは、保湿成分のあるオイルやヘアクリームを外出前に髪になじませておくことです。

これにより、キューティクルの外側にもう一つのバリアができ、水分が毛髪内部から逃げるのを防いでくれます。

また、適量のアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をもみ込んでおくのもいい方法です。

いずれも、ドライヤーやブラッシングの前に施すと、髪の摩擦を防いでくれますし、外出時の静電気によるまとわりつきも防止できます。

また、日常的なお手入れとしては、天然由来の界面活性剤でできたシャンプーを使用することをお勧めします。

頭皮の皮脂は本来必要なもの。アブラの落としすぎは乾燥やふけの原因にもなります!