夏のダメージヘア対策

こんにちは!山田です!

夏のダメージ補修

紫外線から髪を守り健康でしなやかな髪へ

夏のヘアダメージの原因は紫外線(UV)

小学生のとき、虫眼鏡を使って黒い紙に光を集めると、焦げて煙がでてやがて発火するという実験がありました。これは白い紙だと反応しません。つまり有色の髪は光を吸収しやすいのです。日差しから頭皮を守るために髪は日差しを吸収しています。髪の毛の黒っぽく見せるユーメラニンというメラニン色素が紫外線を吸収して髪のダメージが始まります。日差しは、集光すると発火するくらい強いものです。長時間日光を浴びていると熱ダメージになります。

そして、紫外線は毛髪内部の成分と反応し、活性酸素を生み出します。燦々と輝く太陽の下で、サッカーの練習をしている少年がヘアカラーをしていないのに髪が明るくなるという現象はこれに関係します。活性酸素には酸化作用があり、髪の毛の乾燥、強度の低下、キューティクル表面の粗雑化、光沢の消失などの悪影響を与え、毛髪内部のメラニン色素を分解します。ヘアカラーではメラニン色素を分解してカラーを浸透させやすくするため過酸化水素水という物質を使い、活性酸素を故意的につくります。

毎日長時間日差しを浴びる人はダメージヘアになりやすいので気をつけましょう。

潮風もヘアダメージの原因だった

潮風はとても気持ちの良いものですが、髪の毛には大敵です。髪の表面に付着した塩分は、毛髪内部の水分などを奪います。これは「浸透圧」といって、塩分と毛髪内部の水分が濃度勾配(のうどこうばい)の差によって均一になろうとするため、毛髪内部の水分が外に出ていくのです。水分を失った髪の毛は損傷しやすく、少しの摩擦でも通常の状態に比べて大きくダメージを受けてしまいます。

髪が潮風になびいている度にキューティクルは傷つき、キューティクルにダメージを伴った髪は修復が困難になるという悪循環なので気をつけましょう。また、潮風はヘアカラーの退色を促してしまうので、海へお出かけの前にヘアカラーするときは退色必須として考えた方が良いです。